Nikkey’s ~ここだけのハナシ~
10月

3歳の子育て&フルタイム勤務で時間が足りない

不動産サービス。37歳

結城みのりさん

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週に1度の「残業していい日」は夫に育児をおまかせ

 3歳の娘を育てながら、フルタイムで総務の仕事をしています。8時に娘を保育園に預けて9時に出社し、17時に退社して18時までにお迎えに滑り込むという、ギリギリのタイムスケジュールで毎日を過ごしています。

 時短勤務という選択もありますが、なんとかなるのであれば普通に働きたいと思い、このスタイルを選んでいます。週に1日「残業していい日」を設け、その日は夫が娘のお迎えや育児を丸ごと引き受けてくれます。夫は家事や育児に協力的です。

 ただ最近娘はお風呂も着替えもパパでは「イヤ!」で、なんでも「ママがいい!」という時期を迎えています。夫もかわいそうですが、私も本当に大変です。夫が「気晴らしに1時間くらいウォーキングでも行っておいで」と言ってくれても、娘が許してくれません。

忖度せず、はっきりものを言うようになった

 子供ができて生活も変わりましたが、仕事の仕方も大きく変わりました。定時に仕事を終えるために、やるべきことに優先順位をつけて業務に集中。出産前とは比較にならないほど仕事の効率は上がりました。働くからには子供を言い訳にしたくないですし、周囲にできるだけ迷惑をかけたくないと思っています。

 育児休暇から復帰した直後は両立が難しく、転職を考えたこともありましたが、チームが変わり上司が変わったことで救われました。新しい上司の女性は、できないことははっきりと「できません」と言うタイプ。この仕事の仕方が私にもフィットしました。

 それまでの私はいわゆる忖度(そんたく)しながら仕事しがちで、要領が悪かったと思います。「自分が頑張ればいいや」と残業してしまうことも多かったです。でも、もう残業は簡単にできないですし、毎日が時間との戦いなので、できないことは「できない」、相手に動いてほしいことは「動いてほしい」と言うようになりました。仕事のスタイルが変わったことは自分にとっても大変よかったです。娘と上司には感謝しています。

給料日前日に「払えません」

 私は今の会社が3社目です。1社目は不動産会社で営業をしていました。働き始めてまもなく営業という仕事が自分に合わないことを痛感しましたが、せめて3年は踏ん張らなくてはと自分に言い聞かせました。2年半ほど働いて転職しました。

 転職先は小さなベンチャー企業の営業事務。しかし入社して1年も経たないうちにお給料が出なくなってしまいました。給料日前日に「払えない」と言われ「そんなことってあるの!?」と驚きました。数カ月後に退職しました。この経験を通じて人事や労務に関する知識を身につけようと勉強し、初めて人事という分野に興味がわきました。そんな時にたまたま人事部の求人を出していたのが現在の会社です。

人事の仕事で感じた達成感!

 初めて携わる人事の仕事はとても楽しかったです。経験もなく知識も乏しい私は必死で働きました。大学生の採用担当になり、これまでにない達成感を感じました。近年はどの会社も良い人材がほしい売り手市場です。学生に会社の魅力を一生懸命伝えて興味を持ってもらい、最終的にうちの会社を選んでもらえた時は本当に嬉しかったです。学生向けのイベントは土日に開催することも多く休み返上で働くこともありましたが、充実していました。

 5年ほど前に社内結婚をして、現在の総務へ異動。今は本社移転のプロジェクトを進めています。数年越しの大仕事なので、この引っ越しが無事に完了したらまたひとつ達成感を感じられそうです。

あと数年は子育て中心で踏ん張る時期

 この先の自分の仕事や生活を考える時に、やはり子供を切り離しては考えられません。あと数年は今のような生活が続くと思います。踏ん張りどきです。幸い今は夫婦ともに土日が休みなので、週末は家でのんびり過ごし、娘の好きな公園やスーパー、ファミリーレストランに出かけます。

 夫も私も旅行が好きなので、早く家族で遠出の旅行を楽しみたいです。あと、娘にもう少し手がかからなくなったら2人目もほしいと思っています。自分の時間をたっぷり持ったり、キャリアを考えたりできるのは10年後くらいになりそうです。

ニッキィズ一問一答

Q.

今までに買った一番高価なものは何?

A.

「娘の英語教材。買ってよかったと思える日が来るといいのですが」

Q.

近頃、衝動買いしてしまったものって何?

A.

「これまた娘のものですが、先が丸まった安全なハサミと折り紙を収納する可愛いケース。なくてもよいものですが、ついネットでポチッと買ってしまいました」

Q.

健康や美容のために心がけていることは?

A.

「朝ごはんを抜かない。夜は玄米を食べる。睡眠を6時間は確保する。肩甲骨を回す。特別なことではありませんが、この4つは心がけています」

Q.

お金にかえられない元気の源は?

A.

「娘の成長です。子育ては本当に大変で精神的にも追い込まれることが多いですが、昨日までできなかったことができるようになったり、優しい言葉をかけてくれたりすると、その成長ぶりが嬉しくてイライラもリセットされます」

Q.

みんなに教えたいおすすめの本を一冊!

A.

「大人向けなら、『伝える力』池上彰。人事の仕事をしていた頃に読んで、とてもためになりました。子供向けなら、『ねないこだれだ』せなけいこ。夜はおばけの時間だということを理解した娘が早寝するようになり助かっています。寝かしつけに苦労している方がいたら一度お試しを」

取材後記

毎朝5時前に起きるという結城さん。「今ほしいのは自分の時間。あえていうなら家族が起きる前の30分間が自分の時間ですが、歌詞カードを片手にのんびり音楽を聴くような時間がほしいです」とのこと。フルタイムで働きながら子育てする大変さを垣間見ました。それでも結城さんの語りは明るく朗らかで楽しそう。忙しいながらも充実した日々であることが伝わってきました。「とにかく体をこわさないようにしています」という言葉に力がこもっていました。健康第一!ですね。