Nikkey’s ~ここだけのハナシ~
1月

地域コミュニティーで世界が広がります!

ECサイト運営会社勤務。32歳

仲谷美乃里さん

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職場復帰に向けて生活と体をチューニング中

 8月に第一子を出産し、今は育児休暇中です。子供が生まれてからは、毎日が本当にあっという間に過ぎていき驚いています。初めての出産はわからないことだらけで、母からは「案ずるより生むが易し」と言われていましたが、生むことだけでも全然易しくない!というのが率直な感想です。もちろん育児も初めてだらけで大変。幸い両親がわりと近くに住んでいますし、夫が育児や家事に協力的なので、ひとりで抱え込むことなく乗り切れています。

 ようやく最近、子供がまとまった時間眠ってくれるようになり、少しだけ自分の時間を持てるようになりました。4月には職場復帰する予定なので、生活のリズムを整えたり、パソコンに触ったり、少しずつ仕事モードを取り戻しているところです。なによりも感じるのは体力の低下。もともとランニングが好きでフルマラソンも2回走っています。体力を取り戻すために、職場復帰前の3月にハーフマラソンに出場することにしたので、それを目標に体力も体型も戻していこうと思っています。

ECサイトを運営する小さなベンチャー企業です

 私が務めている会社は、社長を含めて社員4人とパート社員6人のベンチャー企業。業務用の調理器具を販売するECサイトを運営しています。私が抜けた分をほかのスタッフで回さなければならない厳しい状況のなか、快く産休へ送り出してくれた社長たちのことを思うと、はやく復帰したい気持ちです。

 ベンチャーということもあり一人ひとりが担う業務内容は幅広いです。私は運営体制を考えたり、業務の効率化を図ったり、サイトを構築してくれるベンダーさんと交渉したり、全社的な仕事をまかされていました。自分で目標を設定し、優先事項を見極め、関係者と直接やりとりして仕事を進めていけるのでやりがいがあります。計画を立てたり段取りを考えたりすることが好きなので、楽しいです。

観光の仕事をするはずが、まさかのシステム系業務

 学生時代は観光学を学んでいて、新卒で就職したのはバス会社の総合職でした。しかし配属されたのがまさかのシステム部門。IT(情報技術)系の知識はまったく持ち合わせておらず、はじめは戸惑いましたが5年ほど働きました。

 「もう少し違う仕事もしてみたい」と思っていた頃に、たまたま祖母が病気になり介護を手伝うことに。すると車椅子の押し方すらわからず役に立てない自分がいて・・・・・・。一度きちんと学んでみようと思い、資格を取得。介護職へ転職しました。ところが仕事中にけがをしてしまい、1年あまりでデスクワークに戻らざるを得ず、3社目となる市場調査会社へ転職。再びシステムの仕事に就きました。

地元の地域活動が面白い!

 市場調査会社で働く傍ら、私は地域活動に参加するようになり、それが思いがけず今の仕事につながりました。もともと私は地域活動やボランティアなどに親しんできたわけではありません。しかし大人になり「自分が帰れる場所ってどこなんだろう」と考えはじめると、地元への思いが募るようになりました。そこで市が主催していた市民大学に応募し1年間の地域プログラムに参加してみたのです。

 まちの観光活性化を考えるプログラムで、市外からの交流人口を増やすためのイベントを企画したり、地域の人に地元の魅力を再発見してもらうためにまち歩きを実施したり。これがとても面白く、まるで仕事のプロジェクトを進めるように熱中しました。

 その活動を通じて知り合ったのが今の会社の社長です。社長は本業と同じくらい地域活動に力を入れる人で、バイタリティーあふれる二足のわらじぶりは尊敬に価します。ちょうど社長は会社を立ち上げたばかりで一緒に事業を進めていく社員を探していて、私に声をかけてくれたのです。新しい事業へチャレンジする社長の話は、聞いているだけでもワクワクしました。プレッシャーもありましたが飛び込んでみようと転職し、今に至ります。

子供と一緒に新しいまちで地域コミュニティーを広げるのが楽しみ

 以前は仕事の世界がほとんどでしたが、地域活動に参加することで世界が広がりました。1年ほど前、結婚を機に地元を離れ、今は新しいまちに暮らしています。妊娠中だったこともあり今のまちにはまだほとんど知り合いもいません。下町の雰囲気が残る素敵なところなので、これから子供と一緒に地域コミュニティーに参加していこうと思っています。

自分が積極的になれば、地域の人たちとつながれること、コミュニティーが広がることを知っているので、このまちでもこれからどんな出会いがあるかとても楽しみです。みなさんもぜひ、自分が住んでいるまちのコミュニティーに積極的に参加してみてください。面白いですよ!

ニッキィズ一問一答

Q.

今までに買った一番高価なものは何?

A.

「パソコン。仕事にも使うのでハイスペックなものを買いました」

Q.

近頃、衝動買いしてしまったものって何?

A.

「バランスボールです。体力づくりはもちろん、赤ちゃんの寝かしつけにもいいと聞いて手に入れました」

Q.

健康や美容のために心がけていることは?

A.

「いかに日常生活のなかで運動するか。歯磨きしながら片足上げ、髪を乾かしながらスクワットなど、すきま時間を無駄にしません」

Q.

お金にかえられない元気の源は?

A.

「まわりの人たちの笑顔。みんなが楽しそうだと嬉しいです。笑顔を見ると元気になれます!」

Q.

みんなに教えたいおすすめの本を一冊!

A.

「『下り坂をそろそろと下る』平田オリザ。これから右肩上がりの経済成長は期待できない日本で、どう生きていけばいいかのヒントがいっぱいです」

取材後記

地域コミュニティーに積極的に関わることで世界が広がり、仕事にも転機が訪れた仲谷さん。「まちにはいろんな人がいて、世代の違う人たちとも出会えます。30代でも若者扱いされ、可愛がってもらえるのもちょっと嬉しいです」と笑います。活動を続けていると、どこに行けば面白い人たちがいるかもわかってくるそう。ひとつ入り口ができると、次々と新しい出会いがつながるようです。副業する人も増え、複数のコミュニティーに居場所をもつ人が増えている昨今。住んでいるまちや故郷のまちなど、身近なコミュニティーに目を向けてみるのも素敵ですね。