Nikkey’s ~ここだけのハナシ~
5月

人材不足の今、採用担当者は本当に大変です

人材サービス。27歳

清川朱美さん

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第3の採用ルートを提供

 人材サービスの会社で、企業の採用活動をサポートする仕事をしています。これまでは採用活動というと、リクナビ、マイナビなどの求人媒体を使って広告を出すか、エージェントを使って人材をあっせんしてもらうかの2通りが主流でした。

 私の会社は、これまでエージェントやヘッドハンターしか見ることのできなかった、求職者が登録したデータを企業の採用担当者が直接見られるサービスを提供しています。第3の採用ルートとして近年主流になってきました。

直接つながる採用にはコツがいります

 ただし、企業と求職者がダイレクトにつながっても、採用担当者が希望する人材とすぐに出会え、採用に至るわけではありません。これまでにない採用方法のため企業側へのサポートが必要です。人材情報の効率のいい検索方法をレクチャーしたり、求職者に入社したいと思ってもらえるためのPR方法を一緒に考えたりします。

 例えば面接の際、「相手にやる気を感じない」とすぐに不採用にしないこともコツのひとつです。エージェントを介していれば、求職者はあらかじめ面接の練習をしていることがありますが、そうしたお膳立てなくダイレクトに両者が出会うため、一般的な体裁が整ってないこともあります。面接する側にも相手の本質を見極める力が必要になります。

相談相手がいなかったり、板挟みだったり

 日々多くの企業の採用担当者と会いますが、人材不足のこのご時世、採用担当者は本当に大変です。社内からは「はやく人を入れてほしい」「もっと人が必要」と急かされても、思うように人材は集まらないし、求めている人材になかなか出会えません。

 採用担当者が1人だけの会社では社内に相談相手がいなくて孤独ですし、数年に1度しか採用活動をしない会社では急に担当に任命された人が手探り状態で困窮してしまいます。

 また、話を聞いていくと単なる採用の問題ではなく、企業として別の課題を抱えていることも少なくありません。根本原因は解決できませんが、採用という面からできる限りのサポートはします。営業というよりはコンサルティングをしている、という認識です。

会社には毎月、新しい人が入ってきます

 私は現在5年目。入社直後は3年くらいでやめると思っていたのですが続いています。サービスの成長とともに組織は拡大中で、毎月10人以上新しい人が入ってきます。私のように長く勤めている人は少数派です。

 この5年間で働く環境はかなり変わりました。以前はまだ会社が若くて制度が整っていなかったこともあり、残業が多かったです。今は勤怠管理もしっかりしていて、平日はほぼ19時には帰れます。職場環境も悪くないですし、立候補すれば他部署へも異動できます。ここで学べることはまだあると感じています。

オリンピックが終わるまでに海外で働く道を探す!

 ただ、20代のうちに海外で働きたいと思っています。若いうちにコテンパンに打ちのめされる経験をしておきたいのです。今27歳なので少し焦ってきました。

 先日、以前から気になっていたワーキングホリデーの説明会に行ってみたのですが、渡航前に仕事を決めてはいけなかったり、面接を受けるのもNGだったり。とりあえず海外に行きたい人にはいいかもしれませんが、海外経験を帰国後のキャリアにつながる時間にしたいと思う私には合いませんでした。理想のキャリアを叶えるには、海外駐在のある企業に転職するのが近道なのかもしれません。

 とりあえず、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでは日本にいようと思っているので、もう少し考えたいと思います。

いつも話を聞いてくれる彼に感謝です

 今は彼氏と二人暮らしをしています。平日に一緒に夕飯を食べることは少ないですが、土日は料理をしたり近所を散歩したり一緒に過ごす時間が多いです。

 はじめは人と暮らすことになかなか慣れず大変でした。喧嘩しないカップルや夫婦もいると聞きますが、私たちは言いたいことは言い合います。性格的に言わないでいる方が気持ち悪いです。ぶつかることもありますが、いろんな話を聞いてくれる彼にはいつも支えられています。

ニッキィズ一問一答

Q.

今までに買った一番高価なものは何?

A.

「エステです」

Q.

近頃、衝動買いしてしまったものって何?

A.

「パジャマ。インスタグラムに出てきた広告を見て、一目惚れ。すごく可愛くて思わず買ってしまいました」

Q.

健康や美容のために心がけていることは?

A.

「筋トレを毎日やっています。食べるものにも気をつけています。朝食は、もずく、納豆、フルーツが定番です」

Q.

お金にかえられない元気の源は?

A.

「彼でしょうかね」

Q.

みんなに教えたいおすすめの本を一冊!

A.

「『人生は20代で決まる』メグ・ジェイ。米国のスピーチイベント『TED』で大好評を博した彼女のプレゼンテーションを書籍化したものです。入社1年目で読んだこの本がきっかけで、20代のうちに海外で仕事がしたいと強く思うようになりました」

取材後記

常に20社前後の担当を持ち、人事担当者と日々やりとりしている清川さん。どの企業も採用には何かしらの課題や不足を感じているそうで「予定通り採用できても『もっと効率よく採用したい』、10人採用希望で10人決まっても『15人採用したい』、など次々要望は出てきます」。人材確保が日本社会全体の課題であることを改めて感じます。清川さん自身は「今は営業職ですが職種にこだわっていません。人事・人材系の職種は業界を問わないのが強みです」とのこと。海外勤務への次の一歩をどう踏み出すか、楽しみですね。